2017年1月3日火曜日

11,12日目、托鉢、ラオス出国

あけましておめでとうございます。
よいスタートを切りたくて、朝5時に起きて、托鉢に行ってきました。

托鉢とは、お坊さんが1日の食料をもらいに、街を練り歩くことです。
ここルアンパバーンでは、特にそれが観光客向けにもなっています。
ネットの情報で、5時半ごろには始まるという話を聞いていたので、
そのくらいに通りに到着しました。
ですが、まだ人もまばらにしかいません。
キョロキョロしていると、
お坊さんにあげるためのご飯を売ってるお婆ちゃんがよってきました。
もち米の入った容器と、お菓子の入ったカゴを持って、
それぞれ1万キープだ、と言ってきます。
自分はすでに3万キープしか持っていなかったのですが、
せっかくだったので、もち米だけ買うことにしました。

座っていると、どんどん人が集まってきます。



なかなか始まらないので、隣に座ってたラオス人の青年に、
色々と聞いてみました。
「これって何時から始まるの?」
「あと10分位でくると思うよ」
「めっちゃ米とかお金とか持ってきてるけど、毎日きてるの?」
「たまにだけだよ」
「さっきから君のお母さん写真とってるけど、そんなに珍しいの?」
「今日は特に観光客が多いからね(笑)。
あと、寄付はあげたければあげればいいし、そうじゃなければあげなくていいよ。
必ずあげなければいけないわけじゃないから」
あら、そんなものなのか。
でもせっかくきて写真だけ撮って帰るのも良くないしね。
きちんと渡してきました。

言葉通り、10分後に袈裟を着たお坊さんがやって来ました。



ですが、お坊さんの持っている壺の中は、すでにパンパンです。
それでも手持ちのお米を頑張って詰めて渡していたのですが、
なんとお坊さん、壺のなかの米やら菓子やらを、
道に置いてあるカゴに落とし始めました。



びっくりしてラオス人青年に聞いたところ、
「重いからカゴに落としてるんだよ」
なんとまあ。笑

その後も後続のお坊さんが、どんどん食料を落としていきます。
カゴはすぐに満杯になったのに、かまわずにお坊さんが次々と食料を入れていくから、
溢れて道路にお菓子やら米やらがこぼれていきます。



しまいには、ラオス人青年が寄付用のお菓子を入れるために持ってきたカゴにも、
お坊さんが入れ始めていきました。
まるでお坊さんに、逆に施しを受けているみたいです。
これには青年も苦笑い状態。

道にこぼれた食料を求めて、野良犬もよってくるし、
まさにカオスな托鉢でした。

朝食を食べてチェックアウトを済ませ、モーニングマーケットにも行ってきました。
ナイトマーケットと違って、売っているものは生鮮品が中心です。
客層も地元の主婦やおばあちゃんがほとんど。
ここはメコン川が近いので、
おそらくそこでとれたであろう川魚やナマズが大量に売られていました。



一つ路地を裏に入った家では、ご飯を薪で炊いているのが見られました。
この時代にそういった炊事をしているところがあることにちょっと驚きましたが、
ここらの人はすごくゆったりとした生活をしています。
多少は不便でも、そういった生活もいいなあ、と感じました。

今日は元旦ですが、日本みたいに、元旦だからセール、とかみんな休みだ、
とかそういった雰囲気はほとんど感じませんでした。
いつも通りに托鉢があって、
いつも通りにマーケットが開かれて地元の人で賑わって、
いつも通りにトゥクトゥクが客引きをして。
たまにHappy new year! って言われる程度。
新年に対する感覚が、日本人とは違うのかもしれませんね。

さて、残った2万キープで豚串とサンドイッチを食べました。
サンドイッチは1個で十分満腹になるサイズで、1万キープ。
この街は全体的に物価は高いですが、サンドイッチは安いです。



そしてチェンマイ行きの夜行バスへ。
今回は18時間と聞いていますが、果たしてどれだけかかるのでしょうか。

寝台バスは、シングルベッドの縦幅を短くしたくらいの大きさでした。
足をおりまげないと収まりません。
さらに、なんとこのスペースに2人で寝るとのこと。
となりに来たのは大柄のチリ人で、今回も窮屈な寝台バスでした。
ただ、このチリ人かなり陽気で、旅も半年程続けているということで、
話してて面白かったです。

しばらく眠って目を覚ますと、深夜の12時だった。
どうやら止まっている様子。
チリ人が起きていたので、
「休憩か?」
と聞くと、何故かチリ人仲間と共に爆笑されました。
陽気なのはいいのですが、
自分としては理由がわからないのでつったっていると、
「ブロークン。」
と一言。え、バスが故障した!?

慌てて確認しにいくと、確かに運転手たちがバスを修理していました。
もう1時間以上やっていたらしい。
おいおい、明日の朝10時にバス乗り換えなきゃいけないのに大丈夫なのか...
そもそもこのラオスの山奥から出られるのか...



とすごく心配になったのですが、なんとかバスは再び動き出しました。
結局修理に2時間半かかってました。

予定から遅れること3時間、タイとの国境の街、フイサイにたどり着きました。
タイ行きのバスも待っていてくれていました。

ここでの出国、入国も特に難しいことはなく、
難なく終わりました。
ただ、タイの入国のためには、現金で1万バーツ相当額以上の所持と、
帰りの航空券の所持が必要と聞いていたのですが、
その確認がなかったのはちょっと拍子抜けでした。
せっかく高い金払って、カトマンズ行きの航空券予約してたんだけどな...

その後は15人乗りのミニバスにつめ込まれ、6時間でタイ・チェンマイへ。
座るバスでしたが、1人分のスペースは確保されていたので快適でした。笑

かかった時間は、トータルで23時間。
やはり時間通りには行ってくれないみたいです。

早速宿に荷物を置いてシャワーを浴び、
地元の食堂へ。
タイの通貨はバーツといって、およそ1バーツ=3.2円です。
ここではカオサイとビール、
そしてちょっと足りなかったので小ライスを注文して105バーツ。
辛かったですが、食べやすかったです。



そしてナイトマーケットへ。
ここにはたくさんのお店や飲食店が並んでいます。
ステージで踊ったりしています。
中にはタイマッサージ店も。





マッサージの店は、ナイトマーケットだけではなくて、
チェンマイ中にたくさんありました。
自分はせっかくナイトマーケットまできたので、
ついでにここでフットマッサージを受けてみることにしました。

ここでは、30分で100バーツでマッサージを受けられました。
タイのマッサージは激安です。



写真のお兄さんが担当してくれました。
よくテレビでやってる、叫ぶほど痛いというイメージがあったのですが、
実際は地味に痛い、くらいでした。
ただ、そうやって言うと、
「これはミディアムだからね。もっとつよくするとこう!!」
って本気で押し始めました。笑
これは叫ぶほど痛かった。
一瞬でギブアップを伝えてミディアムに戻してもらい、
気持よくマッサージを受けられました。

足以外のマッサージもあって、それらも激安なので、
ぜひタイに行く方は試してみてください!

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