昨日、サントスを宿で見なかったので、
どうしてたのか聞くと、
たまたま別の友だちがタトパニに来ていて、
お喋りに花が咲いたらしく、
外でオールをしていたようです。
朝会った時に、アイムオーケーオーケー言ってましたが、
ものすごい眠そうです。
大丈夫なのか...
昨日までの道は、車の通れないような山道を歩いていたのですが、
今日からは、車の通る道を歩いて行きます。
その道なのですが、
全く舗装されておらず、
車が通ると、砂埃が舞います。
この砂埃のことを、地元では、
「ネパーリー・パウダー」
と呼ぶらしいです。笑
昼ごろになると、たくさん車が通って、
このネパーリー・パウダーがひどいことになるので、
今日も朝早く出発することにしました。
歩きながら、
ネパールにはこの種のジョークがたくさんあることを聞きました。
例えば、冬場に太陽が登ってくると、
「おお、私のダウンジャケットよ」
夏場、雨季に木を見つけると、
「おお、私の傘よ」
などなど。
最初、サントスがいきなり、
「今2枚のダウンジャケットを着ているから暑いよ」
とか言い出したので、
眠すぎてついにおかしくなったかと思いました。笑
さらに、ネパールでは、
各ファミリーネームごとに、家庭で異なる言語を使っているみたいです。
例えば、鈴木さんなら鈴木語、
佐藤さんなら佐藤語、って感じです。
もちろんネパールには、日本みたいに何万も苗字があるわけではないのですが、
100以上はそういった言語が存在するみたいです。
生まれてはじめに覚える言語は、その家庭ごとの言語なのですが、
それではネパール人同士でコミュニケーションを取れないので、
成長するにつれて、ネパール語を覚えます。
さらに、小学校に入ると、英語の教育も始まるので、
実質3つの言語を扱えるらしい。
自分はネパール語と家庭語は分からないので、聞き分けが出来ませんでしたが、
確かにほとんどのネパール人とは英語で会話が出来ました。
ネパール人、恐るべし。
ネパールが発展して、海外に出てくる機会が増えると、
もっと活躍できるかもしれないですね。
今日の道は、禿山が目立ってきて、
独特な風景でした。
また、村の間を通っていくので、
現地の生活風景も見ることが出来ました。
ここでは、洗濯は手洗いで、
火も薪を使っておこしています。
そのため、薪を斧で切っているのも見かけましたし、
鶏や牛、羊を飼っている家もたくさんみかけました。
物を運ぶためのカゴも、手作りしています。
昔の日本にあったような生活を、
ネパールではまだ送っています。
一見不便ですが、
こういった暮らしもいいなと感じました。
歩き始めて1時間半で、ティータイムをはさみました。
マサラティーを頼んだのですが、
このミルクティー、地元の牛から絞った牛乳を使っているみたいです。
スパイスも効いてて、すごく美味しかったです。
こういったお茶を、その辺の道にある店で、
50ルピー程度で飲むことができます。
さらに歩いていくと、滝が見えてきました。
滝の名前は分かりませんが、
この辺りでは有名な滝のようです。
体中、ネパーリー・パウダーまみれになりながら、
午後二時には目的地、ガサに到着しました。
サントスも無事に仕事をこなしてくれました。
他の街もそうですが、
特にここは穏やかで、かつ動物や畑もたくさんあって、
農村の暮らしをしていました。
今日の宿は、家族で経営しているロッジで、
自分たちの他に客もいなかったので、
家族だんらんの中に混ぜてもらいました。
色々お話したり、
壊れた電気湯沸し器の修理を手伝ったり、
料理をつくるとこを見せてもらったり、
なかなかできない経験ができました。
晩ごはんは、
このロッジの敷地内で作っている野菜と、
飼っている鶏の肉を使った、
定食をいただきました。
自家製の米焼酎のような、現地のお酒も頂いて、
大変満足でした。
宿の一家の晩ごはんで、
みんな集まって食べていたのですが、
小学生の娘さんは、別の部屋にあるテレビを見たいらしく、
一人でテレビのある部屋にご飯をもっていって、
親に何度も叫ばれているのを聞きました。
言葉は分からなかったですが、おそらく、
親が部屋に来なさいと呼んで、
娘さんが、もう少し、もう少し、と粘っていたんでしょうね。
しばらくすると、テレビを消してみんなのいる部屋に戻ってきました。
こういったところを見ると、日本の家庭と変わらないですね。
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