といっても夕方なので、それまでラムナガール要塞を観光することにしました。
宿からラムナガール要塞まで、結構距離があったので、
今日はインドのトゥクトゥクデビューを狙っていました。
とはいっても、昨日の一件で、
1人で乗るとどうしても高くなることが分かったので、
シェア乗りを考えました。
実際、街を走るトゥクトゥクを観察していると、
現地人はまず一人で乗っていることはないです。
大通りに出ると、早速客引きに声を掛けられたので、
聞いてみることにしました。
「へい、そこならラムナガートなら100ルピーだ」
「シェアしてもっと安く乗りたいんだけど」
「ないない、これはシェア用じゃないんだ」
1人目のおっちゃんはダメでしたが、
すぐに別の客引きが声を掛けてきました。
「どこまでいくの?」
「ラムナガートだけど、シェア出来る?」
「もちろんさ」
「いくら?」
「20ルピー」
おっ、今度はうまくいきそうです。
その兄ちゃんについて行くと、
さっきシェア用じゃないと断られたおっちゃんのトゥクトゥクに連れて行かれました。
すでにそのトゥクトゥクは満員だったので乗れなかったのですが、
そんなすぐバレる嘘つくなよ。笑
これがインド人か。。
別のトゥクトゥクに無事に乗ることが出来ましたが、
なんと、日本人の感覚だと2人定員のところに3人のりこみ、
さらに運転手の両隣に無理やり乗れるので、
5人乗ることができます。
だからこんなに安くなるんですね。
自分は後ろの座席に座れたのですが、
運転手の両隣に座ったおっちゃんは、
ちゃんと車につかまってないと振り落とされそうでした。
ちゃんとラムナガート要塞まで連れて行ってくれて、
料金も20ルピー以上は請求されませんでした。
スペース的にはキツいですが、
無茶苦茶安くなるので、自分はこれで大丈夫でした。
ラムナガート要塞は、インド人は20ルピーですが、
外国人はなんと150ルピーです。
それでも現地人学生の25倍取るネパールの博物館に比べたら良心的ですが。
写真NGだったので撮ってないのですが、
武器から衣装まで、いろいろなものが飾ってありました。
統一感はあまりなかったです。
銃を持った警備員が何人か立っていました。
見終わって、普通のジュースが飲みたくなったので、
その辺の店に買いに行くと、
先に座ってたインド人に話しかけられました。
ラムナガートでも、目があっただけで話しかけられましたし、
屋台のパンを食べてたり、チャイを飲んでるだけでも話しかけられるので、
インド人はかなりフレンドリーです。
再びホテルまで戻るために、
シェアトゥクトゥクを探しましたが、
今度はなかなか見つかりませんでした。
仕方がないのでインド人の力を借りようと思い、
さっき話してたインド人の助けを借りに行ったのですが、
結局1人で乗ることになってしまいました。
しかも料金交渉終わった後に、
ついでに同じ方向に行きたいからって乗り込んでくる。
ちゃっかりしてるわ。笑
ホテルに戻った後、少しだけ時間があったので、
ガートに行くことにしました。
こちらはアッシーガートで、
誰も燃やされていませんでした。
日曜日というのもあって、
みんな座ってぼーっとしています。
自分は遺体が燃やされているガートまで行って、
そこでぼーっとしていると、
うしろからおっちゃんがやってきて話しかけられました。
「日本人か?」
「そうです」
「どうやって燃やしているか知ってるか?」
「昨日も来て、ガンジス川の水を掛けたり、いろいろなものを燃やす前にふりかけているのは見かけました」
「日本でもこんな燃やし方をするのか」
「日本は外で、薪を使って燃やしたりしないです。建物の中で、見えないように燃やします。」
「インドにもあるよ。あの建物、中で見えないように、電気を使って燃やすんだ」
「え!?じゃあなんで外で燃やしてるの?」
「本当は外で薪を使って燃やすべきなんだが、金持ちしかできないんだ。あの建物の中で燃やすと500ルピーだが、外で薪を使って燃やすと7000ルピーかかるんだ。」
こんなところでも格差があるのか。
他にも、ヒンドゥーの葬式に関わるいろんなことを教えてくれて、
結構ためになりました。
ただ、向こうから話しかけてきたので、
いつお金をよこせとかいうのかと構えてたのですが、
いつのまにかどっかにいっちゃってました。
完全にただの良心で教えてくれてたみたいです。
疑ってごめんね。
気づいたらぼーっとしすぎてて、
電車の時間も迫ってました。
これはトゥクトゥクに乗らないと間に合わない。
あわよくばと思ってシェアできそうなトゥクトゥクを探したのですが、
あいにくどれも満員でした。
仕方がないので、声をかけてきたトゥクトゥクと交渉して、
130ルピーで駅まで連れて行ってもらいました。
東南アジアの街はどこもそうなのですが、
特にインドのクラクションは鳴り止みません。
もう慣れましたが、
初めて聞いたときはカルチャーショックを受けました。笑
バラナシ駅です。
バラナシには駅が2つあるので、注意が必要です。
ここで困ったのが、電車の乗り方が分かりません。
インド人に聞くと、みんな親切に答えてくれるのですが、
みんな答えが違うので思いっきり困惑しました。笑
自分の場合は3組に聞いて、3通りの答えが返ってきたのですが、
最後に聞いた兄ちゃんが正解の電車に連れて行ってくれてなんとかなりました。
電光掲示板に表示されてたプラットホームの番号と違う場所でした。
ほんとに初見殺しです。
電光掲示板に遅延情報も表示されるのですが、
インドらしく、ほとんどの電車が遅延してました。
おかげで自分も助かりました。
車内はこんな感じです。
エアコン無しの3段ベッドです。
今は冬なのでエアコンは不要です。
バラナシ〜アーグラの12時間の電車で、
料金は340ルピーと、
自分の場合は旅行代理店で取ってもらったので手数料が120ルピーでした。
車内には、チャイ売りが頻繁にチャイを売りにきます。
電車価格だと思ってましたが、
普通にその辺の店と同じ10ルピーで、
味も良かったです。
夕飯のサービスもあり、ベジタリアンメニュー80ルピー、
ノンベジメニューが120ルピーで頼めます。
自分は安いベジメニューをお願いしました。
こちらはタイのように車掌さんがベッドメイキングしてくれるということはなく、
シーツも何もなしです。
寝る時間の1,2時間前になると、警備員さんが回ってきて、
荷物はきちんと手持ちの鍵でロックするように言いにきました。
このインド人も、みんなの荷物を守るために、
警棒だけじゃなくて、拳銃ももってるんだぜって感じで、
隠し持っている拳銃も軽いノリで見せてくれました。
さすがフレンドリーなインド人、
きちんと仕事も果たしてくれることを祈ります。
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