さて、今日はバスでジョムソンからカトマンズまで帰ります。
ジョムソンのチケットセンターで、
自分は1500ルピー、
サントスはネパール人価格の1200ルピーです。
ホテルに7時にバスが来ると聞いていたので、
早くに起きて支度して待っていたのですが、
案の定全く来る気配はありません。
こちらはネパーリー・タイムなので仕方がないですが。
遅れてくること1時間半、やっとバスが到着しました。
荷物を屋根に積み、乗り込んだのですが、
乗ってびっくり。
これまで経験した事ないくらいに狭いバスでした。
このバス、鍵はすごくアナログな鍵で、
ドアもジャバラのようになってて自動かと思いきや手動でした。
だからドアを閉める位置にボーイ兼集金係がいるんだな。
満員の状態で、ベニへと向かいます。
道がボコボコなのは知っていたので、
ある程度の心の準備はできていたのですが、
想像以上のバス旅でした。
舗装された道がないのは当たり前として、
岩だらけの道、
崖の上、
川の中、
あらゆるフィールドを突き進んでいきます。
そして、揺れる揺れる。
揺れるのはまだいいのですが、
道中で傾き過ぎて何度かバスが横転しそうになったのは、
ほんとに勘弁でした。
絶対気持ち悪くなるだろうと思っていたのですが、
なんかもう激しすぎて、
テーマパークのアトラクションに乗っている気分になりました。笑
また、こんな道なので、
よくバスの転落事故などが起きるらしく、
けっこう危ないとは聞いていました。
なので、シートベルトだけは絶対にしておこうと決めていたのですが、
そもそもシートベルトなんてありません。
乗る前に神頼みするしかないです。笑
ラオスとタイでたくさんの寺院に回っていたおかげか、
無事にベニまで着くことができました。
早速カトマンズ行きのバスチケットを買って、
ベニのマーケットを回ってきました。
ポカラからカトマンズのチケットは持っていたので、
ベニからポカラまでの差額分、500ルピーと、
サントスの分の300ルピーを払いました。
1週間ほど村に滞在していたので、
街と呼べる場所は人がたくさんいて、
圧倒されました。
といっても、大きいイオンの店舗の方が、
ベニの街より人がたくさんいるレベルですが。
自分は買うものもなかったので、
ベニの茶屋でミルクティーを飲みながらゆっくりしていました。
こちらでも地元の牛から絞ったミルクを使っていました。
ベニを出発するとき、
バスの客は数人しかおらず、
これでバスの経営は大丈夫なのかと心配になったのですが、
しばらくすると満員になっていました。
夜11時位に停車して、遅めの晩ごはんをとりました。
チョウメン(ほぼ焼きそば)が115ルピーです。
さすがに、もう山の価格ではなくて安心しました。
朝の5時にはカトマンズに到着しました。
この夜行バスが激寒で寝られなかったので、
ブランケットは必須だと感じました。
あと、今日乗った2台のバス、
もちろん途中でトイレ休憩をはさむのですが、
なんと、何もない普通の道で停まります。
つまり、その辺の道端でしろと。
これもネパール式ですね。
男はいいですが、女性は大変だと思います。
ですがこのネパール式トイレ、
何と言っても眺めが最高でした。
ヒマラヤの7,8千メートル級の山々に囲まれて用を足せるわけです。
アンナプルナ保全領域と銘打っている領域の中なので、
多少の罪悪感はあったわけですが、
そんなものがちっぽけに思えるほど壮大で、
銭湯の富士山も比じゃない開放感でした。
いろんな意味で、ネパールでしかできない刺激的な経験ができた1日でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿