燕岳の登山で膝がガクガクになったくらいなので、
体力には全く自信がないですが、
ネパールならではの景色を楽しんでいきたいと思います!
なのですが、
朝、なぜだか午前3時位に目が覚めてしまいました。
意識が朦朧としたまま、枕元を見渡すと、
なんと、小さな黒い虫が。
ゴキブリではなさそうです。
もしや...
と思って潰してみました。
すると、シーツには真っ赤な血が。
やはり、そのもしやでした。
旅行を始める前から、
バックパッカーの方のブログでその恐ろしさを聞いていた、
南京虫でした。
ついに出たか。
皮膚の上を何十箇所も移動しながら刺し続け、
旅行者を激しい痒みに落とし入れるという南京虫。
他にもいる可能性があるので、
その後は眠れませんでした。
幸先の悪いスタートです。
寝不足のまま、ポカラ行きのバスに乗りに行きます。
お値段700ルピーなり。
宿にポーターガイドのサントスが迎えに来てくれていました。
今日からしばらく、彼にお世話になります。
このポーターガイドですが、
ガイドと荷物運びをしてくれて、
1日18US ドルです。
こちらは人件費がものすごく安いですね。
歩いて15分ほどでバスターミナルに到着しました。
たくさんのバスがあって、自分だけだと絶対迷うのですが、
サントスがいるので安心です。
バスに乗り込むと、
小さな男の子が、ミルクティーを売り込みにきました。
「ねえ、ミルクティーどう」
「ごめん、いらない」
「お願いお願いお願いお願い、買って?ok?okね!」
「だからいらないよ」
結局諦めてくれたのですが、
この子、あざとい。
泣きそうな顔になったりして、表情を豊かに変えながら、
うまく売り込んでいます。
後ろの西洋人女性は押しに負けて買っていました。
この子、小さいのに英語も理解できるし、
将来は立派な商人になりそうです。
バスは何度か休憩をはさみながら、
7時間半ほどでポカラに到着しました。
そこからタクシーでナヤプールに移動です。
1時間半ほどの乗車で、2000ルピーかかりました。
実は、ナヤプールはバスでも行けるし、
そちらのほうがものすごく安いです。
自分も安い方がいいといったのですが、
ルートを考えてくれた宿のオーナーが、
絶対にタクシーにしたほうがいいと勧めてきたので、
タクシーに乗ることにしました。
乗ってみて、納得しました。
まず、道と呼べる道がなく、
1車線の幅もありません。
そのため、車と車がすれ違うだけでも精一杯なのに、
バスとバスがすれ違うと、
通るのにものすごく時間がかかってました。
タクシーは、ネパール式ドライブで、
前の車をどんどん抜かしながら進んでいくので、
そんなにストレスは感じませんでした。
ただ、道がものすごくボコボコです。
舗装されてるとは思えないくらいひどい道路で、
降りるころには気分が最悪でした。
そこからはわりと平坦な道を1時間半ほど歩きました。
すごく綺麗な景色は、今日は見られませんでしたが、
ネパールの山奥の暮らしが見られました。
鶏や馬、羊などがそのへんに普通にいるし、
火を炊く用の薪がたくさん置いてある家も見かけました。
藁を初代ドンキーのバナナの山のように積み上げてあったので、
サントスに何かと聞くと、
藁のベッドを作ったりするために使っているそうです。
歩きながら、サントスと話していたのですが、
ネパールは嫌いだ、と。
景色は綺麗で、美しい自然もあるが、
政府が全く機能していないおかげで、
まともな仕事も10%程度の人間しかつけず、生活が難しい。
格差もなくならないと。
確かに、カトマンズでの物価の高さ、
その割に安いタクシー代やポーター代、
そしてその一方で、ずっと誰かとくっちゃべりながら、
ツアーやビザのブローカー、宿のオーナーをしてるってだけで、
かなり稼いでいると思われる人、
すぐに停電して、信号すら機能しない街、
ボコボコの道路、
ネパール唯一の国際空港にして、ボロボロのトリブバン空港、
そういったものを見て、違和感は感じていました。
そんなこんなで、最初のゲストハウスに到着しました。
1泊300ルピーなのですが、
wifiを使いたいというと、
150ルピーを請求されました。
山の中なので、
シャワーを浴びるのも有料だし、
売っている水の値段も、
カトマンズとは比べ物にならないくらい高かったです。
6時には宿に着いて暇すぎたので、
wifiだけ借りて、シャワーは諦めることに。
夕飯は、定食を頼みました。
ダールとご飯、ピクルス、
パーパド、カレーテイストのじゃがいもがついて、
おかわり自由で450ルピーです。
たくさん食べて満腹になったところで、
同じ宿に泊まっていた韓国人グループに声をかけられました。
おじさん2人が飲んでいて、誘われたので、
韓国のお酒やつまみをいただきながら喋ってました。
やっぱり、1人の旅は寂しいので、
こうやって誘っていただけるのはありがたいです。
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