ネパールから来たせいなのですが、インドに来て、
ものすごくインフラの整った国に感じてしまいました。
毎日停電はない、水もだいたいどこでも出てくる、
道路もだいたいあって快適に車に乗れる。
とくに、ネパールでは水がないところが多くて、
手が洗えないどころか、トイレが使えるところも限られ、
もちろんシャワーなんて浴びられないので、
3日間歯磨きも手洗いもシャワーも出来ず、
寝る、食べるだけという、
最低限のQOL を体感してきました。笑
インドに来て、これらの当たり前のことが出来て、
本当に幸せでした。
インフラって当たり前に考えていましたが。
すごく大事なことですね。
朝、早速同じドミトリーに泊まっていたインド人4人組に声を掛けられました。
彼らは22歳の若さにも関わらず、プロのミュージシャンと、エンジニアという、
2足のわらじで働いていました。
はじめはインド人の軽口かと思っていたのですが、
youtube にも確かに自作の曲をいくつも上げてるし、
自分の院生時代の板書の写メを見て、
内容を理解していたので、
この人たちガチで多彩な人達でした。
インド人恐ろしや。
外を歩くと、たくさんの店や屋台が並んでいます。
まずはじめに、腹ごしらえです。
サモサと言って、外側がパリパリの生地で、
中にぎっしりとカレー味のじゃがいもなどの具が入ったパンが、
1個なんと5ルピー。安すぎる。
美味しいし、これ一個で結構お腹にきます。
サモサと別に、
はちみつがぎっしり詰まったパンと、
軽いカレー風味のパンも食べたのですが、
この2つも合わせて13ルピー。
(全部食べかけですみません)
ネパールでは食費の高さに辟易していたのですが、
インドのこの安さはほんとにありがたい。
その後、チャイを飲むことにしました。
だいたいどこでも、1杯10ルピー(1インドルピー= 1.6円)で飲むことができます。
チャイをすすっていると、
おっちゃんたちが掛け声をあげながら、
小さい神輿のようなものを運んでいきました。
チャイ屋のおっちゃんに何か聞いてみると、
なんと、遺体だそうです。
バラナシは、そういう街だとは知っていたのですが、
まさか、こんなすぐに見られるとは思っていませんでした。
チャイを飲み終わって歩き始めると、
ひっきりなしにインド人から声を掛けられます。
「ハロー」
「ヘイ!フレンド」
「こんにちは、ニーハオ」
「リキシャー、シットダウン」
「カム!カム!」
などなど。
目的も、リキシャ、レストラン、シルクショップ、楽器のレッスン、物乞い、麻薬や風俗などなど、
さまざまな勧誘です。
すぐに話すのもめんどくさくなってくるのですが、
そこそこ日本語を話せる人だったり、
裏声で勧誘してくるおっちゃんだったり、
勧誘の方法も人それぞれだったりで、
なかなか飽きないです。笑
結局、勧誘はほとんど断ったのですが、
日本語を話せる青年と30分位話していて、
彼の友人がやってる床屋で髭剃りをしてくれるというので、
そこにだけはお邪魔することにしました。
実は、旅に出てからめんどくさくて髭を剃ってなかったら、
いつの間にか電動髭剃りでは歯が立たなくなってて困っていたんです。
値段も、80ルピーと、そんなボッタクリには感じなかったのでお願いしました。
結果、きちんと新しい刃も使ってくれて、
インド式ヘッドマッサージもしてくれたので満足でした。
後から追加請求されることもなかったです。
その青年には、変な話が出てくるまでは乗っかってみようと思っていて、
実際いろいろなジョークも話せて面白かったのですが、
明日友達の誕生日パーティがあるからぜひ来てよ、とまできて、
さすがに怪しかったので、そこで適当なことを言って逃げてきました。
そして、ガンジス川へ。
ここバラナシには、ガンジス川の川沿いに、
たくさんの火葬場(ガート)があり、
ここに遺体が運ばれてきて、燃やされます。
川沿いに行くだけだから簡単に行けるでしょ、と思っていたのですが、
ゲートの数が限られていて、
そこまでの道が入り組んでいるので、
なかなか川沿いに到達するのは難しかったです。
現地のインド人の助けは必須だと思います。
ガートにたどり着き、まずはじめに思ったのが、
こんなところで燃やしてるの?です。
火葬場とは書きましたが、
日本のような火葬場はなく、
いわば普通の川沿いで、屋外で、小さくキャンプファイヤーのように薪を組んで、
その間に遺体を挟んで、燃やしています。
そして、そのすぐそばで、
普通に関係ない人がガンジス川で沐浴したり、
洗濯してたり、
子どもたちが遊んでたり、
牛、犬、羊などたくさんの動物がゴミを漁ってたり。
どうみても日常の生活風景です。
本当に、直ぐ側で人が燃やされていると思わせられないような光景がありました。
もちろん、どこかから葬送用の楽器演奏やお経が聞こえてきたり、
遺族が泣き叫んでたりとかも見ましたが、
それ以上に、そんな印象が強く残りました。
燃える遺体と周囲の様子をぼんやりと眺めながら、
自分たちとインド人の死生観について考えていました。
ボートにも乗ることにしました。
1時間ほど1人で貸しきって、400ルピーでした。
火葬場は撮影禁止だと思っていたのですが、
ボートの兄ちゃんがいいよと言ってくれたので、
撮ることにしました。
遠くからなら問題ないのでしょうか。
バラナシ、面白い街です。
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